マルシェ
マルシェとはフランス語で「市場」を意味する言葉です。
個人単位(またはそれに近い規模の業者)が人通りの多い場所に集まって出店した集合体を指し、「朝市」も含まれています。
発祥の地といわれるフランスでは、日常的に食材などを買い求める場所として、市民の生活から切っても切り離せないほど、大切な存在となっているそうです。
近年、日本でも都内を中心に定期・不定期を問わず、さまざまなマルシェが開かれています。
マルシェのイメージとして、野菜やフルーツなど、色とりどりの生鮮食品がずらりと並ぶ様子を想像する人もいるかも知れません。
実際、確かに生鮮食品が扱われることが多くなっていますが、基本的に取り扱う商品に決まりはありません。
加工食品が並ぶこともありますし、衣料品や生活雑貨、花、ハンドメイド作品などもあり、扱われている商品は実にバリエーション豊富です。
ちなみに、似た場所としてフリーマーケットがあります。
日本ではマルシェが開催されるようになるより前から実施されてきたので、こちらの方が馴染み深いという人は多いでしょう。
数多くの店舗が並ぶ様子など、イメージとしてはマルシェに近いですが、フリーマーケットは古着などの古道具や不用品を売る市場「蚤の市」のことを指している点がマルシェとは異なっています。